「あなたはいま、幸せですか？」
ここ数年、「テクノロジー」の大きな進歩によって、
私たちの日々の生活は「便利」になり、
「簡単」に用事を済ませたり、「効率」よく
目的を達成することができる時代になりました
これからの未来を予測しても、
私たち人間のいのち、すらも、
簡単に遺伝子や染色体をテクノロジーで
操作することによって、
永遠のいのちを造り出すことが
可能になる時代が訪れるのかも知れません
「あなたはいま、幸せですか？」
以前、米国フロリダ州に行った時、知人のベスが、
いつものボランティア先の施設で突然、
こんなことを話しかけてきました
「RIKI？私って…RICHなの…」
「金持ち？」と思った私は、
すぐさま彼女の足元から頭のてっぺんまで見上げ、
本当に金持ちなのかなと、探ってみましたが、
高級なものを身につけているでもなく、
衣服も何年も着込んだようなTシャツ姿だし
でも、そんな私の行動に気付いたのか、
ベスは私にこう言いました
「RIKI？RICHって、金持ちっていう意味ではないのよ
RICHの本当の意味は、温かいとか、優しいとか、
嬉しい、幸せ、っていう意味なのよ
だから…私はRICHなの」
「あなたはいま、RICHですか？」
ベスは続けて、こう話してくれました
「ここは、話せば、聞いてくれる人がいるの
笑顔を見せると、笑顔で返してくれる人がいるの
私は未亡人だけど、ここはそんな温かい場所なの
ここは、孤独や孤立とは無縁の場所。
誰かと話しをしたくても、家族や知人だったら
心配するから話せないし、
カウンセラーに話そうとしても、
忙しそうだからゆっくりとは話せない
でも、ここは、一人でも・・・独りじゃないの」
あの時・・・
私たちはこの日本にも、
そのような「場所」が
必要だと強く思いました
心と想いを開く場所
大丈夫・・・独りじゃない
沖縄だからできること
限定3室だからできること
青と碧と白と沖縄
オーナー 大住力
私たちはいま、
全国の刑務所や少年院を周って、
矯正教育のお手伝いを行っています
ある少年院に伺った時、廊下に色紙が飾られていて、
そこには少年院で学ぶ
子どもたちのメッセージが書かれていました
一人ひとりの過去については、
知る由もありませんが、
その言葉には私たち自身も、
大きな「ふり返り」が必要と思いました
「言わなくてもわかる、って思わないで。
たくさん話そうよ…家族なんだから」
家族だから
いつも顔を見合わせているから
それらは皆、
言い訳なのかも知れません
この社会の中で、生きる、において、
「正解」なんて
ないのかも知れません
だからこそ、あっちに行ったり、
こっちに居たりして、
いろいろとあってこそ、
いろいろ思いながら、
それを人に話したりして、安心したり、
嬉しく思ったり、泣いたり、笑ったり
独り、って、人を感じることができないこと
大勢周りにいても、
感じることができないこと
だからこそ、人を感じて、
言葉で触れて、感じてみたい
「あたりまえ、って、おもっていたもの…
すべてつくってくれていたのは、
あなたたちでした」
全て、平仮名のこの
メッセージの奥を想像してみました
あなたたち、とは
両親のことでしょうか？
お父さん、お母さんとも
呼べなかった理由もあったのでしょうか？
それでも、ここまで生きてきて、
悪いこともあったのだろうけど、
とても大切なことに気づくことができた
子どもの言葉です
あたりまえ、って、何ですか？
いま、ここ、には
いろいろなものが周り回って、あるのでしょう
そこに気がつけた、
いま、こそ、
大きなチャンス！と思うのです
忘れてしまうのが人間
でも、忘れない、をできるのも人間
いま、ここ、から始めよう
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二階ガーデン
沖縄の空と海、
緑の中で、
自然と向き合いながら
あなたのお話しを、
蝶や可愛い声の鳥たちも
聴きにやってきてくれます
二人で語り合っても、
大勢でワイワイも
朝も夜も
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バーカウンター
食事を楽しみながら、
お酒を味わいながら
お一人で来館されても、当館には
いろいろな人生を歩んできた
スタッフたちが静かに聴かせて頂き、
独りと感じさせません
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SUIBAN
いま、は逢えないあの人、
あなたの子どもとお話ししたければ、
SUIBANにある
「あのねPOST」をご利用ください
静かなSUIBANに映る光、
流れる風に揺れる水面が、
あなたの大切なあの人とのお話しを誘ってくれます
あのね、って優しく、
ゆっくりと
